うちのリビングのドレープカーテンは1つ山。でもレースは2つ山。
2020/09/07
【うちのリビングのドレープカーテンは1つ山。でもレースは2つ山。】
岐阜県大垣市のカーテンShikano(しかの)の川口です。
台風の影響で、天気が不安定です。
今週は明日からずっと雨模様なので、今日カーペットの配達に行ってきました。(ブログをアップするのは月曜日ですが、書いてるのは前日の日曜日)
そして、明日の大雨に備えて、水が入ってきそうな入り口前に土嚢を準備。
明日、警報が出ると子どもは学校に行けないので、それにより私の出勤もどうなるか...。明日になってみないとわからないですね。
さて、今日はリビングのカーテンの施工例のご紹介です。
うちのカーテンです。
施工例はこちら→ https://www.i-shikano.co.jp/case/post-123/
ブルーのカーテンとブルーの木製ブラインドです。
カーテンはサンゲツで、大きな幾何学柄のプリント。
ひだは、1つ山です。
このカーテンの紹介を施工例に書こうと思っていた昨日、大阪のカーテン夢工房の小嶋社長のブログに『1つ山かフラットカーテンか』という記事がアップされました。
こちらです→ https://curtainkyaku.com/blog/archives/62910 (2020年9月5日のブログ)
あっさりしたカーテンを作るときに、1つ山がいいかフラットがいいか、というお話です。
とてもよく分かる内容で、なるほどなるほど、と思って読みました。
あーわたしも同じだーと、勝手にうれしくなってます。
少しご紹介させていただくと、1つ山の方がカーテンを開けた時の納まりがきれいで、ポリエステルなどの化学繊維の場合はひだを取った方がいい。
綿や麻などの天然素材のカーテンは、ざっくりしたイメージのフラットカーテンがおすすめ。
でも、ひだの取り方に正解はなく、お好み次第ということです。
ブログにはもっと詳しく分かりやすく書いてありますので、ぜひ読んでみてくださいね。
わたしは、自宅のカーテンを作るとき、これまでもほとんど1つ山で作ってきました。
理由は、
1.カジュアルなイメージがいいので、あまり深いウエーブを出したくない。
2.フラットのイメージも好きだけど、開け閉めする時にひだがある方がきれいに納まる。
3.2つ山にすると、ひだとひだの間隔が広くなるので、カーテンを開けるときにレースカーテンにたくさん擦れる。
4.布をたくさん使わないので、安い。
ま、要は、安くてイメージにあったカーテンに仕上がるからですね。
このカーテンは、150㎝幅の生地です。これを片側1枚ずつ使って両開きのカーテンを作っています。
仕上げ幅は、片側100㎝。
150㎝の幅の生地を使って100㎝幅のカーテンを作るので、「1.5倍ひだ」と言います。
この場合、フラットカーテン、1つ山、2つ山のカーテンが作れます。
わたしは、今回も1つ山で作りました。
ひだの数は、9個。
このひだの数は、2倍ひだのカーテンを作るときと同じなので、ひだとひだの間隔が狭めです。
形態安定加工をしてあるので、ウエーブがきれいです。
この生地の柄の横リピート(柄の繰り返し)は50㎝なので、150㎝幅の生地の中に3回同じ柄が並んでいることになります。
しかも、その50㎝の中に三角形が縦に並んだ柄が3列あります。
ということは、150㎝幅の生地の中に三角形の柄が9列あって、ひだも9個なので、うまいこと同じ柄の位置でひだを取ることができたんです。
ビシッと柄がそろいました。
もうちょっと自然な感じがお好みの方は、ひだの数を1つ減らして、柄をそろえない方がいいかも!
この部屋で過ごしていて気が付いたんですが、このカーテンの前で何かを見ていると、カーテンの柄が立体的に見えるという錯視体験ができますー!
錯視とは、視覚に関する錯覚のことで、いろんなタイプのものがありますよね。
目の錯覚で、同じ長さの矢印の線が長く見えたり短く見えたり。また、実際にはない黒い点が見えたり、静止画が揺れて見えたり。
普段の生活の中にもいろんな錯視があって、このカーテンと同じように立体的に見えるものもありますよ。
わたしが子どものころに不思議だなーと最初に思ったのは、ひし形になったフェンス(ひし形金網)。
それから、友達の家のトイレの壁紙。細かい四角が並んだ白いクロスで、狭い空間でその壁を見ていたら、揺れて立体的になってきました。
面白いですねー。
話がそれてしまいましたが、1つ山にすると、仕上げ幅によりますが、ひだの個数を増やせてウエーブも結構きれいに出るし、カーテンを開けた時の上部の納まりもきれいなので、わたしはこれが好きです。
でも、今回レースカーテンは2つ山にしました。
前の家で使っていたものを直して再利用。
以前は、上部をクリップで挟むタイプにしていたのですが、今回はひだを取り、丈を伸ばしました。
ぎりぎりのサイズだったので、すその折り返しはちょこっとだけ。
わたしも言いたい!カーテンに正解はないんです!
すその折り返しが何㎝であろうと、いいじゃないかー。
で、どうして2つ山にしたかというと、レースの仕上げ幅は174㎝で片側87㎝とちょっと狭い。
1つ山でひだ9個で計算すると、ひだの高さが高くなってしまう。
じゃあ2つ山ではどうだろう。
通常2つ山で作るときは、ひだの数を7個にするのですが、この仕上げ幅で計算したら8個作れる!
だったら、2つ山でひだ8個にするとひだとひだの間隔も狭くなり、きれいなウェーブができる!
そう思って、2つ山にしました。
他にもいろんな方法、スタイルがあるのですが、自分の中で何を優先するかによって決まってきますよね。
いろいろ考えるの、楽しいですよー!